医療施設
医療機器業界

医療機器の種類

種類とセールス

医療機器と一口に言っても幅広い種類のものがあります。
私たちからすれば取り扱う商材にも製品ごとに性質が異なっており、
マーケティングやセールスを行う時の対象が変わるということです。

ここでは、診断用と治療用というセグメントに分けて簡単にご紹介したいと思います。

まずは診断系機器。これは大型、中型、小型と分かれます。
MRIやCTなどは大規模なものであり、大きな病院の理事長との商談になることも少なくありません。

内視鏡やマンモグラフィーは中程度に分類されるものですから、医師レベルでも十分に話ができることもあります。
心電図や生体モニタは看護部長などで話が進むことも。製品の価格と比例するものです。

一方、治療系機器は多岐にわたります。したがって、簡単に分類できるものではありません。
ほとんどの場合、診療科ごとに製品が登場しているからです。

その都度あったものを

麻酔機器であれば麻酔医や外科医にセールスを行うことになります。
もちろん、対象としては総合病院の勤務医、ペインクリニックの開業医(院長)などが対象になります。
歯科用向けの機器や材料であれば、そちらに出向くことになります。

ただし、すべての商材が病院・クリニックに向けて提供されるものではありません。
コンタクトレンズや補聴器といった製品の提供も行っています。
このあたり、私たちがすべてを製造しているわけではありません。

代理店的なスタンスですが、メガネ等の専門店に出向くというのもあるでしょう。
医療機器といってもマーケットは十分に広いのです。

従事している方との商談の中で思わぬヒントが見つかる可能性もあります。
ただし、営業マンはアンテナを敏感に磨いておかなければなりません。

さまざまな医療機器を取り扱うというのはチャンスが拡大するだけで、
それを活用できるかどうかは本人の資質に左右されるからです。