考えるビジネスマン
憧れの営業職

飛び込み営業が嫌だ

飛び込み営業に苦手意識が

今となっては、それなりに仕事をこなせるようにはなりましたが、新人の頃にはとにかく飛び込み営業が苦手でした。
初めての飛び込み営業では案の定門前払いを食らいましたし、それからもなかなか契約が取れず、挫折しかけていたことを今でもよく覚えています。
そんな時にはビジネス書や会話術に関する書物をかじって、自らのスキルを向上させることで乗り越えてきました。

時代の変遷に伴い、技術も進歩、需用も徐々に変化していくため、それらに対応していくにことも営業マンとしては必要なことですが、クライアント様に嫌な顔をさせないための接し方や話術、処世術はいつの時代も変わりません。
なので、まずは自分の人間性を磨くことから始めようと思ったのです。

書物を適当に読み漁り、実際の仕事でも応用した上で分かったことが1つだけあります。
それは、物事の見方を少し違う角度から見るだけで、何事も上手くいくということです。
飛び込み営業は本当に嫌でしたが、そんな私でも乗り越えられたのですから、この考えはおそらく処世術と言っても良い物なのだと思います。

飛び込み営業のコツ

少し抽象的な話になってしまったので、ここからは具体論を挙げていきましょう。
飛び込み営業で契約を取るコツは、「歩く」「時間を選ぶ」「無理をしない」この3点です。

その1「歩く」
もしも自分の家に何かの飛び込み営業の方が訪問してきたとしたら、皆様はどのような対応をするでしょうか。
私なら適当にあしらって帰ってもらうと思います。
飛び込み営業に対する反応はその程度のものなのです。

無理に購入していただくように尽力するよりも、他の場所を回って本当に購入したいと思っている方々を見つける方が、はるかに効率が良いです。
また、すぐにその場を離れることは、自身の印象を損なわないというメリットもあるので、一旦身を引いた上で、他の場所に訪問する方が効率的であり、自身の評価にもつながるのだと言えます。

その2「時間を選ぶ」
例えば昼食を取っている最中にも関わらず、営業マンがその時間を邪魔しに入ってきたとしたら、気分を害する方も多いと思います。
こちらは話を聞いていただく立場ですので、あくまで先方に無礼の無いように、時間にも心掛けることがコツです。

その3「無理をしない」
クライアント様を訪問した際には、適度に時間をいただいた上で無理に説得しないこともコツです。
立ち去る際に高印象を持ってもらうためには、パンフレットや名刺などを渡して、嫌がられないようにしてその場を離れることが必要となります。
むやみに「買ってください」というオーラを出してしまうと、購買意欲が少ない状態から皆無の状態に変化してしまいます。
「こんな営業をする会社の製品なんて絶対に使ってやるものか」と思われてしまったら、次回のチャンスすら失われてしまいます。

私は常にこれらの点に注意して仕事をしてきました。
今でも失敗してしまうことはありますが、このコツを掴んでからは営業成績も伸びていきましたので、もしも飛び込み営業で失敗をしているようであれば、自身のやり方を少し見つめ直してみてはいかがでしょうか。