サービスエンジニアの立ち位置
サービスエンジニアの仕事は、パソコンや複合機、空調設備など、自社が提供した商品のアフターケアをする仕事です。
このような販売後のサービスは顧客満足度の向上にもつながる他、自社製品の問題点を指摘されるため、商品の改良にもつながるので、とても重要な仕事です。
CS志向が高まっている昨今では最重要と言っても過言では無いサービスと言えるでしょう。
通常、企業はPDCAサイクルに則って、財やサービスを提供していくと効率的にサービスを提供できると言われており、アフターケアサービスはこの中では「Plan」と「Check」「Action」という高範囲に位置します。
サービスエンジニアは単にメンテナンスをする時だけでなく、問題が発生した時にも対応しなければなりませんので、その問題を踏まえた上で、製品の向上にも一枚噛むことになり、社会と会社の双方に貢献できるのです。
技術の高度化に伴い、特別な技能が必要となるこの職種の必要性も高くなってきました。
精密化、複雑化された製品を提供している企業からのニーズが特に高まっていることから、転職先として選ぶ人も多いようです。
医療機器のサービスエンジニアは忙しい?
技術の進歩に伴い、医療機器も大きな発展を遂げてきました。
CTやMRI、人工呼吸器などの医療機器も、日々進化し、患者の命を助けるために働いています。
これらの機器は、直接的に人命に関わるため、定期的なメンテナンスは欠かさず行わなければなりません。
そこでサービスエンジニアの登場です。
特別に知識を身に付けたエンジニアが医師や看護師に変わって定期的なメンテナンスを行うことで、より安全に医療機器を使用することが可能となります。
医療系に関わらずサービスエンジニア全般に言えることですが、メンテナンスや修理のため国内を飛び回る必要があります。
しかし、医療機器の場合には、海外に製品を販売していることもあるため、海外にまで足を運び、修理をすることもしばしばあるようです。
したがって、機械や製品に関する専門知識の他にも英会話ができるかどうかという点も重要になるようです。
サービスエンジニアは病院や医療機関に出向いて行き、修理をしなければならないわけですが、全てをその場で済ますというわけでもありません。
実際に目で見て、どのような問題があるのかを確認し、場合によっては場所を変えて修理しなければならないこともあります。
これまで企業が生産した製品を全て見なければならないため、忙しくはなりますが、メンテナンスと同時に問題点や要望を受け付けることも可能なことから、新たな製品を開発するのにあたり、とても重宝される存在なのです。