やりがい
先日は少し抽象的に営業職の魅力を語りました。
しかし、具体的にやりがいを感じる瞬間を取り上げてみたいと思います。
とかく、厳しい世界と思われがちな職種ですが、本気で取り組むとなると楽しい仕事だと言うこともできます。
営業職において一番楽しい瞬間というのは契約が決まった時でしょう。
私はあくまでも一企業の人間として働いていますが、仕事を持ってくることができなければ利益を生み出すことができません。
自分には存在価値がないのではないかと不安に思うこともあります。
だからこそ、クライアント様が契約書にサインをした感動はひとしおなのです。
新規開拓営業
医療機器メーカーですから市場は限られているのですが、
企業が活動するにはモノを売らなければ始まらないので新規開拓営業を行うことも少なくありません。
この時私が勤めている会社では緩い条件とは言えノルマ制を採用しています。
月間の契約達成件数に応じてボーナスが支給されるというものです。
賞与制度があるとモチベーションは段違いに上がります。
たとえルート営業であったとしても、チャンスを見つけて新たな商材を紹介したいと言う気持ちにさせられます。
ただし、何でもかんでも売りつけようというわけではありません。
クライアント様にとって有意義だと感じてもらえるものを紹介するという意味です。
私の役割はセールスマンではなくコンサルタントだと感じています。
顧客の皆様が日々の業務の中で不便に感じていることを解消する為に必要なモノを提案して売るからです。
必要なものを提案するには
私が入社した当時によく犯していたミスなのですが、ヒトよりもカネに目がくらむことがあります。
つまり、強引にモノを売り込むという状況になっていました。
クライアント様の状況にもよりますが、基本的には必要ないものは誰だって買わないのです。
企業活動においてこれは大前提となるでしょう。
病院を対象に医療機器を販売するとしても、本質的な部分で変わることはありません。
今の時代はセリングではなくマーケティングなのです。
つまり、クライアント様には本当に必要なものを提供し、その対価をいただくことが業務ということになります。
このことを理解してからというものの、営業職のやりがいをより感じられるようになりました。
厳しい世界ではありますが、困っていることを解決できる存在と考えると気持ちが楽になります。
新規開拓に失敗しても「今日はそういう出会いが無かったのだろう」と割り切れるようになるからです。