新人時代
新人時代、はっきり言って仕事がまったく取れませんでした。それだけならともかく、クライアント様に対して適切な回答ができないのに、いい加減なことを言ってしまい、あとからクレームになることもしばしば。
当時、わからないことでも何となく知っているものであれば答えてしまっていましたが、若いうちは功を焦ってしまうものではないかと思います。毎日会社に帰ってから怒られるような時期を過ごしていました。
営業職として働く上で最低限努力することは報告・連絡・相談の3つ。社会人であれば当たり前のことですが、先輩を見ていても意外とできていない人は多いです。
もちろん、私もよく分からないままセールスマンとして出発しましたが、とにかくクライアント様を困らせないような対応を心がけているうちに自然と解消されました。
改善点
具体的な方法としてはメールを活用しました。電話だと相手に伝達できたかという行き違いが生じることもありますが、文面として記録に残しておけば安心です。口頭でも伝えた上で確実性を求めるのであれば非常に有効な手段でしょう。
他にもリマインダーやメモ帳を使用しました。営業職としていくつものクライアント様を相手にしていると、次第にどれがどれか分からなくなってしまうケースがあります。
この時、「忘れてしまった」では済まされないことも起こります。このような問題点を解消する為には簡単な箇条書きで良いので書いておくようにしましょう。私は忘れっぽい性格なので、スマートフォンのアプリが重宝しています。
クライアント様とどのように話すかという点も努力したポイントです。元々が口ベタなので、商談の後の飲み会などでは苦戦してしまうことが多かったのです。
しかし、無理にたくさん言葉を並べるのではなく、じっくりと一言ずつ並べていくというスタイルで話すようにしたところ、これが好感を持たれたようです。「沈黙は金」と言いますが、そのことを実感しました。