心が折れるイメージ
憧れの営業職

営業スランプの対処

営業職にある不調

営業で各地を回っていると、成績が伸び悩んでいるのを実感することがあります。
件数をコンスタントに稼いでいる営業マンでも、突如として業績が止まってしまう時があります。
特別に仕事の仕方を変えた訳でもないのに、何も分からないまま谷間を迎えてしまうのです。

俗に言うスランプとは、自覚症状がないまま不調に転じてしまうことを意味しておりスポーツマンや芸術家などに使われる単語になっています。
営業職のスランプは、冒頭の説明の通り契約が取れないという主旨で表現されます。
市場戦争の中では、営業マンは同業者と競い合っておりプロスポーツをしているも同然です。

先に売り込んだ方が製品を扱ってもらえるので、企業の利益を生み出すのに皆必死になります。
のりに乗っている時は勢いのまま成績をアップさせていきますが、不調になると途端に成績は落ち込みます。
営業で活躍している社会人は誰でも、スランプに陥ることがあります。

ただし、そこから抜け出すか失墜したままでいるかはそれぞれの改善策を実施できているかに関わります。
スランプに呑み込まれた営業マンは、自主的に不調を乗り越えていかなくてはいけません。
ドン底状態にあっても、生活していくには這い上がるしかありません。
常に成績を収めている営業担当者は、スランプに苛まれても打ちひしがれずに立ち直った人々です。
一流になるか二流以下になるかは、不調時の対策に詰まっていると言えます。

ゾンビになる

スランプを自分に特別起こっていると思い込んでしまうと、一気に活力が奪われてしまいます。
前章で述べた通り、トップ成績を収めている営業マンであっても必ず空回りする時期があります。
実績に差が現れてしまうのは、スランプ期間が長いか短いかで契約件数の多さが決まってしまうからです。

早く暗闇を通過した営業マンは、落ち込んだ期間を取り戻して挽回する力を持ちます。
いくら月日が経過しても迷路をさまよっている人は、悪化を覆すことができません。
ですから、一流の営業マンになるには、不調になった時の対処を考える必要があります。

対処法を一言でまとめてしまえば、ゾンビになるということに尽きます。
ゾンビは死んだ人間が動き出す魔物を総称しますが、一度営業の世界で死亡したと開き直ってしまえばもう失うものはないので、ただひたすら動くしか手段はなくなります。
底を経験した人間の強さは異常であり、その後何か苦労が訪れても心は折れなくなります。スランプから立ち直れない人々は、輝いていた頃の自分に酔ってしまっていて現実逃避をしています。

乗っていた時のことを思い出して奮起するのも悪くありませんが、それでは立ち直っているとは言えません。
墜落した自己を見つめて冷静になって状況判断をして、新たな業務をスタートさせるのが早く脱出する方法になります。
営業戦争は激しく、早く先陣を切った者が勝利を収めます。
何時までも落ち込んでいないで、気持ちを切り替えられる人間になりましょう。